第一興商(業務用カラオケ事業)は、同社の生活総合機能改善機器「DKエルダーシステム」と、NTTの研究所が開発している技術を活用した「コミュニケーションロボット」の連携で、「デンモクiDS2」というカラオケの電子目次本を12月に発売。介護施設における高齢者のカラオケや介護予防の取り組みを支援する実証実験も行っていくと発表しました。
(出典:第一興商ホームページ)
DKエルダーシステムとは、通信カラオケ機器「DAM」を活用し、介護予防・健康増進コンテンツ配信システムであり音楽や体操等、プログラムを通じて、楽しく歌ったり、体操してながら同時に元気になってもらおうという考えです。
鹿児島市内の介護施設にも導入されていて、活躍している状況です。
一方、NTTは、クラウドやセキュリティ、センサー等の研究開発で、医療や介護現場での情報・通信環境の整備による効率化を目指しています。
そこで、第一興商では12月にこのNTTの技術を活かしたカラオケの電子目次本「デンモクiDS2」を発売。
タブレットのようなもので、これで高齢者の方が選曲しますが、その時にセンサーや会話などから情報を集めて「コミュニケーションロボット」がその状況にあった選曲を支援してコミュニケーションを図るというものです。
高齢者の方に楽しんでもらって、かつ介護予防につなげようという狙いです。ロボットやカラオケ、モニター、デジタルカメラ、バイタルセンサーなどを連携して、目的や利用者の要介護度等に応じて、活用してもらおうというわけです。
カラオケは、ストレス解消や血圧安定、認知症予防など様々な効果があるといわれています。また、カラオケ好きのお年寄りは多いもの。こうした最先端の機器を活用して、楽しみながら心身の健康を増進できればいいと思います。